「インタビューしてやるから金払え」
昔っからあるんですよね。
この詐欺寸前の商法が。
こんな商法に引っかかってインタビューを受けてきた人の
話を今日とある場所で聞いて久しぶりに思い出しました。
グリップAVにはさすがに来ませんが、
前にエロじゃない個人事業をほんのりとやっていた時に
定期的にそんな営業電話がかかってきました。
知らない出版社から電話がかかってくる
↓
「芸能人をインタビューに行かせてやる」
↓
「お前の企業を雑誌で紹介してやる」
↓
「だから金払え」
という流れを丁寧に説明してきます。
要は流通にも乗らないインタビューを受けた人しか
読まないようなマイナーな本に広告を載せてやるから
金払え、ということです。
エロ本とは言え元雑誌編集者のなめ茸郎でも
こんな理不尽な話は聞いたことがありません。
そもそも働いた人から金を取ります、
という無茶苦茶な論法なんですよ。
コンビニでバイトした人が店長に
「よし、働かせてやったからお前が俺に金払え」
って言ってるようなもんです。
最初っから広告として話をしてくれた方がまだマシです。
まあ、自己顕示欲が果てしなく強い経営者とか
芸能人に会いたい人(自分の時は松●邦洋)は
話を聞いても良いのではないでしょうか。
確か8万ぐらい(もっと高くつくかも?)でしたし。
そしてもう1個思い出したのが、
「なめ茸郎さん、貴方は日本を代表するデザイナーの100人に選ばれました。
だから本で紹介いたします。なので掲載料を……」というやつ。
もちろん掲載料は“払う”方です。
選ばれたのにお金を払うとか意味がわかりませんよ。
というより当時のなめ茸郎はエロ本の表紙ぐらいしか
デザインしてなかったのに。
どうせ100人集めるために数万人のデザイナーに営業電話を
かけたんでしょうけどもう少し調べましょうよ。
代表作がゴリゴリのエロ本ばかりの輩が
「日本を代表するデザイナーの100人」に
選ばれたら世界中で大炎上します……って、
どうせ掲載された本人と
その家族しか読まないような本なんですけどね。